3月3日は桃の節句(ひな祭り)。女の子の健やかな成長を祈る日ですが、毎日健康でイキイキと過ごしたいのは大人も同じです。女性はホルモンバランスの変化によって体調が変わりやすく、食事のバランスには気を遣う必要があります。

大人の女性が摂りたい栄養素には、どんなものがあるのでしょうか。また、栄養バランスアップのためにうどん料理にプラスしたい食材もご紹介します。

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「女性の健康週間」に食生活を見直して

3月1日から8日までの期間は、厚生労働省によって「女性の健康週間」と定められています。この期間は、健康について考える絶好の機会。生活リズムや運動不足の改善と合わせて、ぜひ日頃の食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

女性ホルモンの分泌量はライフサイクルに応じて変化し、体調にも影響します。しかし、この変化は自分でも気付きにくく、必要な栄養素を摂取できずに体調を崩してしまう女性も少なくありません。

健康維持においては、食事から必要な栄養素をまんべんなく摂取することが大切です。また、太りすぎや痩せすぎはホルモンバランスを崩し、生理不順や排卵障害を起こす原因になります。栄養をしっかり摂って、適正体重の維持を心がけましょう。

女性の健康のために摂りたい食材とは?

「体がだるい」「息切れしやすい」など、自分の体調に不安な点はありませんか? ここからは女性が健康のために摂りたい栄養素・食材と、それらを効率的に摂取するうどん料理のアイデアをご紹介します。

■鉄は血液をつくるのに欠かせない栄養素

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体のだるさや動悸、息切れ、食欲不振は、貧血によって起こることがあります。貧血の70~80%は、鉄不足が原因の「鉄欠乏性貧血」。女性は毎月月経で血を失うため、より貧血になりやすくなります。

鉄分はヘム鉄と非ヘム鉄の2種類に分かれます。ヘム鉄を多く含む食品の代表は、レバーや肉、魚類、卵など。非ヘム鉄は、野菜や豆類、海藻などに多く含まれます。貧血予防のためには、レバーや魚を摂るだけでなく、野菜や果物を含むバランスのよい食事を心がけましょう。

鉄不足を感じる方には、「小松菜と厚揚げの卵うどん」がおすすめです。ヘム鉄を含む卵と、非ヘム鉄を含む小松菜や大豆製品・厚揚げをおいしく摂取できますよ。

◎作り方
1.小松菜と厚揚げ(お好みの量)を食べやすい大きさに切る
2.鍋に水(300㏄)と顆粒だし(小さじ1/2)を入れて沸騰させ、小松菜、厚揚げを煮る
3.醤油(大さじ1と1/2)、みりん(大さじ1)、砂糖(小さじ1/2)を加えひと煮立ちさせたら、卵(1個)を溶いて回し入れ、弱火で煮る
4.うどんをゆでて器に盛り、だしと具材をかけて完成

■乳製品・小魚でカルシウムを補給

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カルシウムは骨や歯をつくる成分です。カルシウムが不足した状態が長期間続くと、骨密度の上昇が妨げられ、骨が脆くなってしまいます。

骨は約3か月のサイクルで、カルシウムなどの沈着(骨形成)と溶出(骨吸収)を繰り返しています。女性は閉経後に吸収量が形成量を上回るため、骨量が減少し、骨粗鬆症になりやすくなると考えられています。

干しエビ、桜エビ、小魚などの魚介類や海藻、牛乳・乳製品、豆類など、カルシウムを多く含む食品を摂取し、骨粗鬆症を予防しましょう。焼きうどんに桜エビを加えると、香りがよくなり食欲もアップしそうですね。

■野菜・きのこ・海藻で食物繊維をチャージ

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食物繊維は植物性食品に多く含まれる成分で、消化・吸収されずに小腸を通って大腸まで達します。便秘の予防などの整腸効果はもちろん、血糖値上昇を抑制したり、血液中のコレステロール濃度を低下させたりする効果があるといわれています。

食物繊維は、現代においてほとんどの日本人に不足しているとされる成分。玄米ご飯や豆類・野菜類・果実類・きのこ類・藻類などに多く含まれるので、ぜひ積極的に摂取しましょう。食物繊維が豊富な海藻類・きのこ類はうどん料理とも相性抜群。おなかの調子が気になる際には、うどん料理にわかめや舞茸などの具材をプラスしましょう。

まとめ

健康を維持するには、さまざまな栄養素を毎日の食事の中で継続的に摂取することが大切です。うどん料理を食べる際も、だしの原料や具材の栄養価を気にかけてみてくださいね。

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