夏野菜といえばキュウリやナスなどが代表的ですが、ネバネバした食感が特徴のオクラやモロヘイヤも注目の野菜です。オクラやモロヘイヤのネバネバには疲労回復・夏バテ防止に役立つ栄養が含まれているといわれています。

ゆでて刻めばのどごしよく食べられるので、ツルっとした食感のうどんとも相性バツグン! そこで今回は、旬のオクラとモロヘイヤをうどん料理でおいしく食べる方法をご紹介します。

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夏が旬!ネバネバ野菜は栄養満点

ネバネバした食感が特徴のオクラやモロヘイヤは、アフリカ東北部から中東にかけて栽培されてきた野菜です。生育に高い気温が必要であることから、日本では「夏に旬を迎える食材」として知られています。

オクラは、皮膚や粘膜の健康を維持するβ-カロテン、骨の形成や血圧を正常に保つカルシウム、抗酸化作用を持つビタミンEなどを豊富に含みます。サッとゆでただけで食べられるので、忙しいときの栄養補給にも便利でしょう。

モロヘイヤが日本で一般的に食べられるようになったのは高度経済成長期以降のことですが、古代エジプトではすでに「神秘の健康野菜」として親しまれていたようです。β-カロテン、カルシウムの含有量は緑黄色野菜の中でもトップクラスを誇り、骨粗しょう症の予防やストレス解消にも役立つとされています。

夏バテ防止にネバネバ野菜がいい理由

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厳しい暑さが続くと、食欲が落ちたりだるさを感じたりすることも多くなります。そんな不調を改善してくれるのが、オクラやモロヘイヤなどのネバネバ野菜です。

オクラやモロヘイヤのぬめりのもととなる成分は、糖とタンパク質が結合した水溶性食物繊維の一種。胃や腸の粘膜を保護してくれるので、胃もたれや食欲不振を予防するのに役立ちます。タンパク質の消化と吸収を助ける作用もあり、肉や魚と組み合わせて食べると体力アップの効果も期待できます。夏は積極的にネバネバ野菜を摂取して、夏バテ防止に努めましょう。

ネバネバ野菜をうどん料理でおいしく食べるには

星型の断面がトッピングにぴったりのオクラ

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輪切りにすると星型の断面がキュートなオクラは、ゆでて小口切りにすればさまざまな料理にトッピングできます。冷凍保存すればゆでたものでも1か月ほど持つので、料理の彩りを加えたいときにプラスしてはいかがでしょうか?

表面には細かな産毛があるので、ゆでる前に「板ずり」をしましょう。サッと水洗いしたオクラをまな板の上に置き、塩をまぶして手の平で優しく押さえながら前後に転がすと食感がよくなります。ゆですぎると栄養が溶けだしてしまうため、1分ほどサッとゆでる程度にとどめておくのがポイントです。

オクラをうどん料理に取り入れるなら、とろろ・長芋・納豆などと一緒に冷たいうどんに和えてめんつゆをかける「ばくだんうどん」がオススメです。のどごしがいいので暑い夏でもツルっと食べられますよ! 同じく粘りのある山菜うどんにトッピングとしてのせるのもよいでしょう。

栄養豊富なモロヘイヤは刻んでつけ汁にアレンジしてもおいしい!

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モロヘイヤを調理する際は、茎から葉を摘みとって使います。ゆでる際はお湯に塩を少々加え、色が鮮やかになったらすぐにざるに上げて水にさらしましょう。モロヘイヤは細かく刻めば刻むほど粘りが出るので、刻み方は「お好み」でOKです。

モロヘイヤは、オクラと同じようにトッピングとしてうどん料理に加えてもよいですが、そうめんやざるうどんなどのつけ汁に加えるアレンジもおすすめです。

モロヘイヤの葉をゆでたら、ざるに上げて流水で洗います。その後、よく絞って細かく刻み、少し濃く作っためんつゆに刻んだモロヘイヤ、ごま、鰹節を加えてよく混ぜれば完成です。お好みで少しラー油を垂らしたりすだちを絞ったりしてもおいしそうですね。

まとめ

夏バテで食欲がないときには、オクラやモロヘイヤなどのネバネバ野菜をうどんと合わせてツルっと食べましょう。

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