小麦粉と水、塩というシンプルな材料で作られるうどんは、ご飯やパンと並ぶ日本人の主食のひとつ。そばや中華麺と違って味にクセがないため、材料や味付けを選ばずおいしく調理できる身近な食材です。

今回は外国の料理を参考に、うどん料理のさまざまなアレンジ方法をご紹介します。いつもの味付けに物足りなさを感じたときや、冷蔵庫にある食材を消費したいときには、「メキシカン×うどん」などのエスニックアレンジを楽しんでみましょう。

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相性抜群!「サルサ」とうどんの組み合わせ

メキシコ料理といえば、トウモロコシの粉で作った皮に野菜や肉をたっぷりはさんだタコスが有名です。そんなタコスにたっぷり添えられているソースは「サルサ」と呼ばれ、アボカドをベースにした緑色のものや、フルーツを加えたトロピカルなものなど、いろいろな種類があります。メキシコでは、トマトに玉ねぎ、唐辛子、パクチーを刻んで混ぜた「サルサ・メヒカーナ」が、どんな料理もおいしくする"万能ソース"として親しまれています。

「サルサうどん」は、日本のうどんにサルサ・メヒカーナ風のソースを和えたもの。一見不思議な組み合わせですが、メキシコのサルサは、タコスやナチョスなどの素朴な料理に合わせたときにこそ魅力を発揮するので、同じく素朴な味わいのうどんとの相性も抜群です。唐辛子の辛さとパクチーの香ばしさがアクセントになり、食べ慣れたうどんにも新鮮さを加えてくれるでしょう。いつものうどんに物足りなさを感じたら、サルサうどんを試してみませんか?

■サラダ感覚で食べられる!サルサうどんの作り方

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1. 冷凍うどんを電子レンジで解凍し、水ですすいだあと水気を切る
2. トマトは1cm角に、ピーマンと玉ねぎは粗みじん切りにする
3. ツナ缶(オイルも)におろしニンニク、レモン汁、ペッパーソース、砂糖、オリーブオイルを合わせる
4. ツナと切った野菜を混ぜ、塩、コショウで味を調える
5. うどんの上にソースと、ざく切りにしたパクチーをのせて完成

エスニックアレンジでうどん料理の幅を広げよう!

■稲庭うどんをタイの「パッタイ」風にアレンジ

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パッタイはセン・レックという平たいライスヌードルで作る、タイの屋台でおなじみの麺料理です。エビやニラの風味が香ばしいので、食事はもちろん、お酒のおつまみにしてもよいでしょう。日本のうどんでは稲庭うどんが形、食感ともにパッタイ風のアレンジに適しています。

【作り方】
1. 砂糖、ナンプラー(大さじ1ずつ)、醤油、オイスターソース(小さじ1ずつ)を合わせておく
2. フライパンにサラダ油をひき、ニンニクと鷹の爪を熱す
3. 豚肉、エビを十分に加熱したあと、モヤシ、ニラを加えて炒める
4. 具材をフライパンの端に寄せ、空いたスペースに溶き卵を流し入れて軽く火を通し、野菜と合わせる
5. 最初に合わせた調味料とうどんを加え炒め合わせる
6. 皿に盛り、細かく砕いたピーナッツと、パクチー、ライムをのせて完成

■冷凍うどんをベトナムの「フォー」風にアレンジ

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ベトナム料理の代表格、フォーは酸味のあるスープが特徴のあっさりとした麺料理。レモンとナンプラーさえあれば、家庭でも簡単に作ることができます。冷凍のさぬきうどんでアレンジすれば、ツルっとしたのどごしが楽しめるでしょう。

【作り方】
1. 耐熱皿に鶏もも肉をのせ、塩、コショウ、大さじ1杯程度の白ワインをもみこむ
2. ラップをかけてレンジで加熱し、少し冷ましてから細切りにする
3. 鍋に水と鶏がらスープの素を入れて沸かす
4. ひと煮立ちしたらナンプラーとレモン汁、コショウを加えて味を調える
5. 鶏肉とうどんを加えて温めたら、器に移してパクチー、レモンをのせて完成

まとめ

ご紹介したサルサうどんやエスニック風のアレンジなら、食べ慣れた冷凍うどんも目新しいごちそうに早変わり。素朴なうどんはどんな材料と合わせてもおいしく調理できるので、難しそうと思わずに、いろいろなアレンジを試してみてくださいね。

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