うどんつゆに使用される醤油は、日本を代表する調味料ともいえます。そんな醤油の中にも様々な種類があり、うどんと相性のいい醤油も存在します。そこで、今回は醤油の歴史をはじめ、製造方法やうどんに合う醤油の種類まで詳しくご説明します。知られざる醤油の世界を掘り下げていきましょう。

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うどんと縁のある「醤油」の歴史

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日本において、「食の旨味を引き出す」といわれている醤油は、あらゆる料理に欠かせない調味料です。うどんもその一つで、醤油なくしておいしいうどんは作れない、といえるほど、おいしさを引き立てる調味料として用いられています。

そんなうどんと縁のある醤油ですが、その歴史は古く、室町時代にまでさかのぼります。室町時代末期、調味料として「醤油」が生まれ、江戸時代以降は改良を重ねて一般家庭にも広まっていきました。その後は関西地方を中心に、醤油製造を家業とする人々が増えたとされています。その美しい色と芳醇な香り、そして「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」といった"五元味"をもつ万能な調味料として、日本だけでなく世界中から注目されています。

■醤油の原料とは?

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醤油の基本原料は大豆、小麦、食塩。この3つがそろってはじめて、おいしい醤油が生まれます。これら原料に加え、こうじ菌や酵母、乳酸菌の発酵によっておいしさが引き出されるのです。発酵が進んでいくにつれて旨味を引き出すアミノ酸が増加し、さらにブドウ糖の甘味や乳酸の酸味、そしてわずかに含まれるペプチド類独特の苦みによって、味のコクが生まれます。

実はいろいろある醤油のタイプ

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ひと口に醤油といっても、実はいくつもの種類が存在します。その種類はなんと5つ。以下では、それぞれの特徴を見てみましょう。

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■冷凍うどんにおすすめの醤油はどれ?

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淡口醤油は、とくにうどんと相性のいい醤油です。製造期間が短いのが特徴で、旨味や色も濃口醤油と比べて薄い仕上がりとなっています。香りも控えめなので、あっさりとした味付けのうどんつゆに最適です。出汁をプラスした淡口出汁醤油をはじめ、素材の味を楽しみたい方には、白醤油もおすすめ。お好みで使い分けてもいいですね。うどんつゆが薄く透き通って見えるため、具材の色合いが引き立ち、彩りを楽しめる一品になります。しっかりとした味がお好みの方は、溜り醤油を選ぶといいでしょう。太麺にもしっかり味がしみ込み、より濃厚な風味が楽しめますよ。

まとめ

様々な種類が存在する醤油にはそれぞれ特徴があり、相性のいい料理も異なります。おいしいうどん料理を作るには、うどんの味を引き出す醤油の存在が不可欠。ぜひ淡口醤油や白醤油、溜り醤油など、ご自身のお好みに合わせてうどんつゆを作ってみましょう。「より手軽においしいうどんが食べたい!」という方は、冷凍うどんなどの食品製造・販売を行うキンレイのオンラインショップをチェックしてみましょう。モチモチとした食感と出汁がきいたつゆが自慢の冷凍うどん商品が多くそろっています。気になる方は、この機会にぜひ味わってみてくださいね。

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