寒い冬に食べたくなる定番料理といえば、「鍋焼きうどん」と答える方も多いのではないでしょうか。鍋に入ったアツアツのうどんを、ふうふうと冷ましてハフハフしながら食べる鍋焼きうどん。具材たっぷりで出汁のきいた汁が、身体を芯から温めてくれます。
今回は、「鍋焼きうどん」の歴史や魅力にフォーカスし、冷凍うどんを使った鍋焼きうどんのレシピを合わせてご紹介します。
鍋焼きうどんの歴史
グツグツと煮え立つ土鍋で食べる鍋焼きうどんの歴史は古く、江戸三座で知られる芝居『粋菩提禅悟野晒(すいぼだいさとりののざらし)』に「鍋焼きうどん」という言葉が登場します。明治11年頃に東京・深川をはじめ大阪で流行したという説もあり、明治13年頃には、東京で鍋焼きうどん屋が急速に普及しているといった記事が残されているのだとか。
鍋焼きうどんを作る際は、寄せ鍋や大阪の「うどんすき」のように土鍋(一人用もある)を用いるのが一般的ですが、戦後から営業している鍋焼きうどんのお店がある愛媛県松山市には、鍋焼きうどんが食べられる食堂が120軒ほどあるといい、一人用サイズのアルミ鍋を使用するのが松山流。鍋焼きうどんは松山のソウルフードともいわれており、同じ四国にある香川県のコシの強いうどんに比べ、松山の鍋焼きうどんに使用される麺はやわらかめなのが特徴です。
エビやかまぼこ、シイタケや月見卵、そこにネギなどの薬味を添えることが多いですが、お好みの具材をはじめ冷蔵庫に残っている野菜などを用いてもOK! 出汁のきいた汁に具材とうどんを入れてグツグツと煮込むだけで、絶品鍋焼きうどんの完成です。そんなお手軽さも鍋焼きうどんの魅力でしょう。
ちなみに、古くから鍋焼きうどんが親しまれている愛媛県松山市では、エビではなく味付けされた牛肉などを具材にしているのだとか。
■鍋焼きうどんには「冷凍うどん」がいい理由
鍋焼きうどんのように、グツグツと煮込む料理におすすめしたいのが「冷凍うどん」。茹でた麺を煮込むとフニャっとした食感になりやすいですが、冷凍うどんは具材と一緒にグツグツと煮込んでも、コシの強さとモチモチの食感が失われにくいです。冷凍うどんなら袋から取り出してそのまま使えるので、麺を茹でる手間がかからない点もメリットです。鍋料理を楽しんだ後の「シメ」にも使えるので、鍋もののメニューが増える冬場は、冷凍うどんを冷凍庫にストックしておくと便利ですよ。
残りモノでおいしい鍋焼きうどんを作ろう!
お店で食べる本格的な鍋焼きうどんもいいけれど、たまには冷蔵庫に残っている食材を使っておいしい鍋焼きうどんを作ってみませんか?ご家庭それぞれの味が楽しめます。 一人用の土鍋を使ってグツグツと煮込むだけと、誰でも簡単に作れますよ!
※具材は冷蔵庫の残りモノの野菜やお肉で可。
■本格派の鍋焼きうどんが食べたい方へ
素材や製法にこだわりを詰め込んだ、キンレイの「おとり寄せコレクション 鍋焼きうどん」は、温めるだけですぐに食べられる冷凍うどんセットです。凍らせたつゆの上にうどんと具材をのせて急速凍結させて旨味を封じ込めており、火にかけた瞬間から広がる出汁の香りが食欲をそそります。しかも入っている具材は9種類! 海老や鶏肉、鶏つくねや冬菇(どんこ)椎茸をはじめ、卵焼き、鱧かまぼこ、ほうれん草などが入っています。
冷凍うどんなどの食品製造・販売を行うキンレイのオンラインショップで扱っているので、ぜひお試しください!
まとめ
いかがでしたか? 今回は冷凍うどんを使った鍋焼きうどんの歴史にスポットをあて、残りものの食材を使ってご自宅で簡単に作れる鍋焼きうどんのレシピをご紹介しました。冷凍うどんを使用したグツグツと煮込んだ鍋焼きうどんを食べて、身も心も温まりましょう!