近年さまざまなアレンジ方法が注目されているうどん。レシピを紹介するメディアでは、和風味付けのものから、洋風のものまで数多くのうどん料理が紹介されています。今回は初冬の味覚、ゴボウやレンコンなど旬の根菜をピックアップ。それぞれの特徴や栄養価、下ごしらえの仕方・アレンジのポイントをご紹介します。
初冬の味覚には何がある?
寒さが本格的になってきた今日この頃。初冬は11月上旬から12月上旬を指します。この時期の旬の食材は、牡蠣(真牡蠣)やサバなど身の引き締まった魚介類をはじめ、ゴボウやレンコンの他、大根や長芋、長ねぎ、さつま芋などの根菜類が挙げられます。
ゴボウやレンコン、大根は食物繊維が豊富な根菜として知られており、さつま芋はエネルギーやビタミンを多く含む根菜の代表格。魅力たっぷりの根菜を使ったうどん料理を試してみるのもいいですね。
実はすごい?根菜の栄養価を知ろう!
それぞれ特徴のある根菜ですが、その栄養価も異なります。以下は主な根菜の栄養価です。
上記のような栄養価の高い根菜をうどん料理に加えることで、体質改善が期待できるかもしれませんね。
根菜を使用したうどんの下ごしらえ・アレンジ方法
うどんにゴボウを取り入れてアレンジするなら、「けんちんうどん」がおすすめです。関西の方には馴染みがないかもしれませんが、けんちん汁とはゴボウやレンコン、お好みでさつま芋などの根菜が入った汁物で、そこにうどんを加えたものが「けんちんうどん」です。
下ごしらえのポイントは、風味や栄養成分を保つためにゴボウの皮はタワシで洗う程度に留めること。レンコンは、味がしみやすくなるよう皮をむいて切り、すぐに水につけておくことです。あく抜きができるうえ、変色を防ぐ効果もあります。下ごしらえが完了したら、ゴマ油で野菜類を炒めてみましょう。より風味が際立ちますよ。
煮込みうどんに大根を加える場合は、軽く干したり冷凍したりしたものを使うと味の染みた大根が楽しめます。すぐに使いたい場合は、大根の表面にフォークを刺して穴をあけておくと、全体に出汁が染みわたった大根が味わえます。
■味を引き立たせる調味料
冷凍うどんと根菜を合わせてけんちんうどんを作るときに取り入れたい調味料は、味噌やみりん、醤油、ごま油などがおすすめです。料理酒や七味唐辛子をお好みで追加してもいいですね。手間をかけずに煮込みうどんを作りたい方は、手軽に味の深みをプラスできる和風出汁やめんつゆを取り入れてみましょう。けんちんうどんと煮込みうどんには、味を整える塩も不可欠です。
まとめ
栄養価が高い、旬の根菜。うどんに取り入れてアレンジをするだけで、いつもと違う風味のうどんが楽しめます。根菜を取り入れたけんちんうどんをはじめ、さっぱりと食べられる大根おろしをトッピングしたうどんなど、季節やその日の気分に合わせてバリエーションに富んだオリジナルのメニューを考案してみるのもいいですね。
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