長かった梅雨が明けると、本格的な夏に向けて気温がぐんぐんと上昇していきます。気持ちいい天候が多くなる一方、強い日差しの影響から身体の疲労も溜まりぎみに。そんな日は「キッチンに立つのが億劫になる......」という方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな夏場のクッキングタイムをもっと手軽に、そして涼しく快適に過ごせるよう、火を使わない冷凍うどん料理や、うどんと相性がよく身体をクールダウンできる料理をご紹介します。「ダルくてキッチンに立ちたくない!」という日は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キッチンでも熱中症が起こる!?
環境省によると、熱中症はとくに梅雨明けの7月下旬から8月上旬に多発する傾向があるといわれています。身体がまだ暑さに慣れていないことが原因で熱中症を起こしやすくなるため、急に気温が上昇する梅雨明けのタイミングはとくに注意が必要です。
さらに熱中症は室内でも起こりうるため、ブラインドやすだれを垂らし窓から差し込む日射を遮る工夫をしたり、我慢せずに空調設備を利用したりするなど、室内での対策も重要です。ちなみに、エアコンの設定温度はおおよそ28℃がいいといわれています。24℃を下回ると外気温との差が大きくなり、身体へのダメージにつながるためです。
料理をする際、火を扱うキッチンでも蒸気による湿気によって熱中症のリスクが高まります。こまめな換気をする、調理中に室温が上がりにくい調理器具を使用するといった工夫をはじめ、室温が28℃を越えたときはエアコンを利用して水分補給を積極的に行うことも大事です。
火を使わず涼しく料理するには?
火を使って調理をすると、少なからず室温が上昇してしまうもの。とくに気温が高い日中は、火を使わずつくれる料理でカンタンに済ませたいですよね。そんなときは、冷凍うどんを使用したランチはいかがでしょうか。冷凍うどんなら、ざるうどんをはじめ涼しく食べられるメニューが豊富。なお、一部レンジ調理ができない冷凍うどん商品もあるので、パッケージのラベルをよくご確認ください。
ここからは、火を使わない冷凍うどんの食べ方をはじめ、うどんにピッタリの涼メニューをご紹介します。
■火を使わない冷凍うどんの調理法って?
すでに冷凍うどんをストックしているうどん愛好家の方はご存じだと思いますが、冷凍うどんの多くは解凍するときに大きな鍋を使ってお湯に入れて解凍する方法と、電子レンジで解凍する方法の2つがあります。何食分か解凍したい場合は、お湯に入れて一気に解凍するとラクですが、1食分だけの場合や、「暑くてお湯を沸かすのもイヤ」という日は、電子レンジでの解凍がおすすめです。その際は、パッケージに記載されている時間を守って解凍してくださいね。
電子レンジで解凍したうどんを水にさらせば、モチモチでコシのあるうどんが楽しめます。出汁のきいたつゆでそのまま食べてもおいしいですが、水にさらして冷えたレタスやキュウリなどの夏野菜を使ってサラダうどんにしてもいいですね。
■栄養たっぷりでクールダウンできる「すったて」
暑さでバテがちな身体には、栄養が豊富で火照った身体を冷やせる食べ物がおすすめです。埼玉県川島町の郷土食「すったて」は、古くから稲作とうどん文化が育まれてきた地域ならではの伝統料理。夏の農作業でバテた身体にうれしい栄養価と、火も手間もかけずに食べられる料理として昔から親しまれています。
すり鉢でゴマと味噌を合わせ、大葉(シソ)やキュウリ、ミョウガなどの夏野菜を入れてすり、最後に冷水を入れて混ぜれば、おいしいうどんの付け汁が完成。味噌に含まれるタンパク質やキュウリなど身体をクールダウンさせる食材が豊富なうえ、火を使わずに調味料と野菜をするだけでカンタンにできてしまうお手軽さは、まさに夏場の調理にもってこい。「すったて」の詳しいレシピは農林水産省のホームページでも紹介されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか? 今回は火を使わずに食べられるうどん料理を紹介しました。熱中症は屋外だけでなく室内、キッチンでも起こりうることを把握し、ムリをせずにエアコンに頼ることも重要です。また、暑くてやる気が起きないときは、火を使わないうどん料理に切り替えるなど工夫してみてくださいね。
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