カラっとした天候が増えるこれからの時期、お子様の夏休みや大型連休を利用して遠出をする方もいるのではないでしょうか? そんなとき、訪れた土地の「ご当地うどん」を探してみるのもおもしろいかもしれません。

今回は、7月21日の「日本三景の日」にちなんだテーマ。冷凍うどんのことがもっと好きになる、「うどんの豆知識」の第6弾をご紹介します。

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7月21日は「日本三景の日」。3県に縁のあるうどんって?

みなさんは、7月21日に制定された「日本三景の日」をご存じでしょうか。江戸時代初期に林春斎が記した「日本国事跡考」に日本三景として登場した松島、天橋立、宮島。以来、日本三景は絶景が臨める景勝地として親しまれています。ちなみに、7月21日は「日本国事跡考」の著者である林春斎が生まれた日なんだとか。

そんな日本三景にフォーカスし、松島「東松島のりうどん」や天橋立「京うどん」、宮島「呉細うどんカレー」など、それぞれの地域に縁のあるうどんをピックアップ! それぞれの歴史と縁のあるうどん料理をご紹介します。

■宮城県・松島「東松島のりうどん」
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※写真はイメージです

宮城県といえば、そうめんのような温麺(うーめん)が有名ですが、奥松島や嵯峨渓などがある東松島では「東松島のりうどん」が密かに人気です。大曲浜でつくられた海苔を粉末状にして生地に練り込んだうどんで、海苔の風味とコシのある食感が特徴。東松島市内の飲食店でも提供されているようです。

見た目は蕎麦のようですが、そば粉ではなく中力粉を使用しているため、蕎麦アレルギーの方でも安心です。つゆにまでのり粉が含まれているため、まさに"海苔尽くし"。東松島市を訪れた際は、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

■京都府・天橋立「京うどん」

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※写真はイメージです

京うどんとは「京都で食べられるうどん全般」を指しており、京うどんの定義は存在しません。ですが、家庭で食べる京都のうどんは鰹節と昆布の出汁と薄口醤油を使用するのが一般的のようです。一番の特徴は九条ネギを大きく切り、油揚げと一緒に煮込むこと。箸で持つと切れるくらいのやわらかさになります。

お店で食べるときは、いろんなお店を巡りたくなるほどバラエティ豊かなうどん料理が楽しめます。ちなみに、京都の「きつねうどん」は甘くない刻んだ揚げがのっており、大阪の「きつねうどん」は甘い揚げがのったものを指すようです。

■広島県・宮島(呉)「呉細うどんカレー」

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※写真はイメージです

宮島周辺では、広島名物の牡蠣などが入ったうどんが食べられるお店も多いようですが、これといった「名物うどん」は見あたりません。広島県のうどんといえば呉名物「細うどん」が有名ですが、呉うどんが進化した「呉細うどんカレー」という呉市のご当地B級グルメが人気を集めているようです。

古くから呉は「港の町」として栄えていました。海の男たちが陸に上がる限られた時間で素早く食べるために、できるだけ麺を細くした(そのほうが早く茹でられる)、つゆが絡みやすい細うどんが生まれたようです。そんな呉の細うどんに海軍カレーをかけたものが「呉細うどんカレー」。細いうどんに出汁がよく絡んで食べやすく、地元では老若男女問わず親しまれているようです。B級うどん巡りの旅、なんていうのもおもしろいかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか? 今回、第5弾に続いてうどん愛が深まる豆知識をご紹介しました。思わず家族や友達、同僚に話したくなるような豆知識をこれからもどんどん紹介していきますので、ぜひチェックしてくださいね。

うどんがもっと好きになる!うどんの豆知識 ~第1弾~
うどんがもっと好きになる!うどんの豆知識 ~第2弾~
うどんがもっと好きになる!うどんの豆知識 ~第3弾~
うどんがもっと好きになる!うどんの豆知識 ~第4弾~

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