鍋焼うどんでお馴染みのキンレイが、"最高に美味しい鍋焼うどん"に挑戦した『THE鍋焼うどん』。先日、ついに完成いたしました。キンレイの技術力を結集させ、昨年よりも一段と美味しい仕上りです。今年も素材・製法にこだわり、料理を科学し、食べる人のことを想い、真心を込めてつくりました。


THE鍋焼うどんとは・・・
■1年に1回だけの非売品「THE鍋焼うどん」

今年で3回目となる「THE鍋焼うどん」は、社員が日々培ってきた知見を活かし、今持てる力を結集させた最高峰の鍋焼うどんです。お客様の喜ぶ顔を想いながら、感謝の気持ちと真心を込めて作りました。"専門店を超える専門店になる"を合言葉に、存在意義や使命を改めて見直そうという想いから、2013年より活動を続けております。『本物の美味しさ』を実現する為に、技術力を進化させる取り組みです。
■完成時の"調和"も大切にした、信楽焼のオリジナル土鍋付き
「どのような器で食べるか」も美味しさにおける大切な要素であると考え、専用の土鍋制作を信楽焼伝統芸士・篠原希氏に依頼しました。
オリジナルの土鍋は「蓋を開けた瞬間の感動」までをイメージして作り上げられています。
だし・麺・具材の素材選びはもちろん、完成時の調和も追求した「THE鍋焼うどん」をお楽しみください。
■キンレイ感謝の日キャンペーンの特別な賞品
THE鍋焼うどんは、キンレイ感謝の日(11月23日)に併せたキャンペーンの賞品です。日頃の感謝の気持ちを込めて抽選で39名様(サンキュー)にお贈りする非売品の鍋焼うどんです。今年もたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました。発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。2月中旬に出荷予定です。



こだわりの味わい
THE鍋焼うどんは、年に一度だけ心を込めて手作りする特別な鍋焼うどんです。今年も、皆様への感謝の思いを込めてひとつひとつ手作りしました。


だし


一、天然一等の真昆布
真昆布の中でも、うどんだしと相性のよい北海道函館、黒口浜産。天然物一等級を使用。
一、節類を厳選
旨味とコクが強い、土佐清水の寒目近節、牛深産のサバ節、ウルメ節をブレンド。それらから抽出しただしの仕上げに、枕崎産本枯節で追い鰹をして香り高く。
一、かえし原料も吟味
こだわりの淡口醤油、キレの良い味わいの本味醂、京都伏見の特選本醸造酒を使用して味わい豊かに。
出しS1.jpg出しS2.jpg



一、小麦粉を厳選
煮込んでもほどよいモチモチ感とコシが味わえるように、北海道産キタホナミと三重県産あやひかりを独自の配合でブレンド。小麦粉と塩水だけで作り上げ、うどん本来の味を楽しめます。
一、練り、捏ねて、熟成させる
ミキサーで均一に水あわせを行い、練り合わせた生地をしっかりと熟成。ハリと弾力のある生地のグルテン構造をこわさないようにゆっくりと圧延します。
一、しっかりと茹でて、〆る
泳がすように茹でて、丁寧にうどんの表面を洗い、しっかりと冷水で〆る。モチモチとした弾力と、だしの適度な吸い込みを両立したうどんです。
うどん茹でS.jpgうどん〆るS.jpg

具材


一、車海老の天ぷら
南九州の海辺で育てたこだわりの車海老を、薄衣仕立ての天ぷらに。
海老天調理S1.jpg
海老天調理S2.jpg
一、味つけ鶏肉
三大地鶏のひとつである、名古屋コーチンを使用。
モモ肉は、日本酒、塩麹を揉み込んで柔らかく仕上げ、スチーム処理で旨味を逃さないように調理しました。胸肉は、塩こしょうと日本酒で下味をつけ、真空低温調理でしっとり柔らかく仕上げました。
一、味つけ椎茸
「天白どんこ」を使用。時間をかけてじっくりと戻し、ざらめ、濃口醤油などで含め煮にしました。
椎茸S.jpg
一、焼かまぼこ
ぐちと鱈のすり身に紀州産の新鮮な鱧をブレンド。石臼で練って、じっくりと時間をかけて焼き上げました。
一、白菜巻き
白菜の余分な水分を落とし、人参・三つ葉と丁寧に手巻きしています。ほんのりと柚子をきかせて風味良く。
一、厚焼き
関西の定番である厚焼きは魚肉と卵を混ぜ合わせ、ふんわりと焼き上げています。
一、ほうれん草
千葉県産の有機栽培ちぢみほうれん草を使用。
ほうれん草S.jpg
一、もみじ麩・粟麩
モチモチとした食感の生麩。もみじ麩は、鮮やかな彩りを添えます。粟麩は、もっちりとした生麩に、粟粒を練り込んだ、つぶつぶとした食感が楽しいお麩です。
一、京湯葉
京都の地下水と国産大豆を使用した生湯葉。一枚一枚手作業で上げた、なめらかな口当たり。
一、こだわりの七味
石臼で山椒と柚子を挽き、風味高く仕上げたこだわりの七味。




オリジナルの土鍋
信楽焼伝統工芸士・篠原 希氏作
R715土鍋メイントリミング.jpg
テーマは「蓋を開けた瞬間の感動」。蓋を開けた時に感じる"楽しさやおもしろさ"も"美味しさのひとつ"と捉える感性を日本人は持ち合わせていると思います。その瞬間をイメージしながら、全体の土鍋のフォルムはポッコリとした可愛らしいラインになるように、左右のつまみと蓋の取手には個性をもたせながらも持ちやすさを失わないように気をつけました。色は粉引(こひき)といわれる技法です。土味が感じられ、使えば使うほど味わいのある景色に変化し「育って」いく。そういった変化もぜひ楽しんでいただきたいです。




出来上がりがこちら・・・
完成1.jpg
だし、うどん、具材の三位一体の味わいをお楽しみください。