うどんのトッピングとして不動の人気を誇る「かき揚げ」。野菜や海鮮などさまざまな具材を合わせたかき揚げは、味はもちろん食感も魅力のひとつです。しかし、家でサクサクのかき揚げを作るのは意外と難しいもの。そこで今回は、かき揚げをおいしく揚げるコツと、おすすめの具材をご紹介します。
かき揚げをサクサクに揚げるコツ
サクサク食感のポイントは「衣」の仕上がりにかかっています。小麦粉と水を混ぜすぎると、小麦粉に含まれるグルテンの特性で「粘り」が出ます。かき揚げはこの粘りが出ないほうがサクッと揚がるので、衣を作る際は小麦粉と水を混ぜすぎず、少し粉っぽさが残るくらいで留めておきましょう。また、温かい水も粘りを引き出すので冷水を使うこともポイントです。小麦粉に片栗粉を混ぜて、ベタつきの原因となる小麦粉(グルテン)の割合を減らすという方法もあります。
油に入れる際に具材がバラバラになってしまうというのも、かき揚げではよくある失敗です。具材はお玉などでひとつ分をすくって、お玉から具材をゆっくりとスライドさせるように油へ入れましょう。ほかには、クッキングシートの上に乗せた具材をシートごと油に入れ、ある程度具材が固まったらシートを外すという方法も有効です。衣に絡める前に具材へ打ち粉をしておくと、少ない衣でもまとまりやすくなり軽い食感に仕上がります。
かき揚げにするとおいしい食材・切り方は?
■ベースは玉ねぎ・ニンジンで
どんな食材でもかき揚げにすればおいしく食べられますが、ベースにする食材は熱を通すと甘みが増すニンジンや玉ねぎがおすすめです。かき揚げではいろいろな食材を一度に揚げるため、火の通りを考えて具材の厚さを調整しましょう。ただし、小さく切りすぎてしまうと具材が絡まらず、揚げる際にバラバラになるのでご注意を。
■風味や食感の違う食材をプラスするとおいしさアップ
風味や食感の異なる食材を使用することで味や食感に深みが増し、食べ応えのあるかき揚げが出来上がります。野菜類に加えて、ちくわ・しょうが・椎茸・三つ葉・エビ・イカなどを合わせると、ゴージャスさが増します。また、旬の食材をメインにほかの食材を決めていくのもよいかもしれません。
時間が経ってしんなりしたかき揚げをおいしく食べるには?
「揚げ物は揚げたてが一番おいしい」とわかっていても、いつも揚げたてを食べられるとは限りません。残ったかき揚げを次の日に食べることもあるでしょう。しかし、時間が経ってしまったかき揚げは、しんなりとしてあまりおいしくありませんよね。二度揚げをして復活させる手もありますが、脂っこくなってしまうのが気になるという方もいるはずです。
そんなときは、サクサク感を復活させるのではなく、全く別物の料理にアレンジしてみてはいかがでしょうか。おすすめの食べ方は「かき揚げの卵とじ」です。鍋で熱した煮汁にかき揚げを浸し、溶き卵を回し入れれば簡単に食べ応えのあるおかずに大変身! かつ丼の要領でご飯にのせても美味しいので、揚げてから時間が経ったかき揚げを食べる際はぜひ試してみてください。
おいしいかき揚げでうどん料理をグレードアップ!
そのまま食べてもおいしいかき揚げですが、うどんのつゆが染み込んだかき揚げもまた絶品です。おいしいかき揚げを使って、家で作るうどん料理をよりプロの味に近づけましょう。
冷凍うどんなどの食品製造・販売を行うキンレイのオンラインショップでは、「お水がいらない鍋焼うどん」をはじめとしたさまざまな具材付き冷凍うどんを販売しています。簡単に作れて本格的な味の鍋焼うどんに、かき揚げを加えてグレードアップしてみてはいかがでしょうか。