お餅を食べる機会が増える正月。お雑煮やきなこ餅、揚げ餅などバリエーションの多さが魅力ですが、三が日を過ぎるとまとめ買いしたお餅の消費に困る家庭もあるかもしれません。そんなときは、うどん料理とお餅が一緒に楽しめる「力うどん」を作ってみてはいかがでしょうか。

今回は、余ったお餅を効率的に消費できる「力うどん」について、その由来とご自宅でも簡単に作れるレシピと合わせてご紹介します。

shutterstock_293681450.jpg

力うどんに欠かせないお餅のパワーとは?

shutterstock_777469054.jpg

うどんとは、焼いたお餅が入ったうどん料理のことで、大阪や京都などの近畿地方では「かちんうどん」とも呼びます。お餅はエネルギー源となる糖質(炭水化物)が豊富なので、少量でも満足できます。野菜が入ったうどん料理と一緒に食べれば、高い栄養価も期待できるでしょう。

正月に食べるお餅には昔から特別な意味があるとされており、新年を司る年神様が元旦にやってきて信念の魂(気力)を授けてくれると考えられていました。そうして、日本ではお餅は単なる食べ物ではなく、神が宿る特別な存在として敬われたことから、ハレの日にお餅を食べる習慣が広がったとされています。

お餅の原料であるもち米は昔から体力回復によいとされており、母乳が出やすくなるともいわれてきました。もち米にはアミロペクチンという成分が多く含まれて、熱を加えると強い粘りが出るのが特徴。腹持ちがよく保存食としても重宝されています。その使い勝手のよさと、正月だけでなく年中スーパーなどで購入できる手軽さも魅力といえます。

■お餅の消化を助ける「おろし大根」と一緒に

shutterstock_440241421.jpg

大根には消化酵素のジアスターゼが多く含まれているため、お餅と一緒に食べると胃腸の動きをサポートして消化を助けてくれる効果が期待できます。正月の食べすぎなどで食欲が低下している際にも食欲を促すといわれているので、暴飲暴食で疲れた胃腸をリセットする際にも積極的に取り入れたいですね。

大根おろしには免疫力を高めるビタミンCが豊富に含まれており、風邪などのウイルス感染予防にも効果的といわれています。ビタミンCは皮と身の間に多く含まれているため、大根をおろす際は皮ごとおろすのがおすすめです。

また、大根は細胞が潰れることで辛味が増すといわれているので、大根の辛さが苦手という方は目の粗いおろし器を使用してみましょう。

お餅と大根おろしがポイント!「大根おろしたっぷり力うどん」レシピ

ここからは余ったお餅を効率的に消費するのにおすすめの、自宅で簡単に作れる「力うどん」のレシピをご紹介します。ぜひお餅の消化を助ける大根おろしを添えて食べてみてくださいね。

コラムバナー_18年12月分_大根おろし_レシピ.jpg

まとめ

いかがでしたか? 今回は正月に余りがちなお餅を使ったおいしい力うどんのレシピをご紹介しました。胃腸の消化を助ける大根おろしや栄養価の高いお好みの野菜をトッピングして、オリジナルの力うどんを作ってみてくださいね。

冷凍うどんなどの食品製造・販売を行うキンレイのオンラインショップでは、出汁や麺、具材が一つになった「お水がいらない 鍋焼うどん」をラインナップ。出汁がきいたアツアツのつゆに焼き目がついたお餅をのせて食べるのもいいですね。ぜひお試しください!

鍋焼シズル.jpg


キンレイのオンラインショップはこちら