夏から秋へと季節が移り変わる9月。長期の休暇明けで「なかなか身体が本調子に戻らない」「"休みボケ"が続いて気分が落ち着かない」という方もいるかもしれません。

今回は、そんな気分を吹き飛ばす「すだち」に注目。すだちに含まれる成分をはじめ、8月末~10月が旬のすだちの選び方やうどん料理に取り入れる際のおすすめのアレンジレシピをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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今が旬!すだちのパワーに注目

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徳島県の特産物「すだち」は、30~40gと小ぶりな濃い緑色の柑橘類です。爽やかな香りで酸味が強く、しぼった果汁は焼き魚や寿司、湯豆腐、そしてうどん料理など、主に和食と相性がよいのが特徴です。ほかにもドレッシングやジャムにする楽しみ方もあり、その用途は幅広いといえます。

料理の風味を引き立てる立役者といえるすだちは、果皮全体が深い緑色でツヤがあるものを選ぶようにしましょう。すだちの皮は硬く、比較的日持ちするのが特徴ですが、保存中の冷蔵庫内で皮が黄色っぽくなってきたら注意。持ち味である酸味が減ってしまいます。長期保存する場合は乾燥を防ぐために、カットしたもの、または丸ごとラップで包んで冷凍庫に入れるのがポイントです。必要な分だけ使いたい場合は、購入後に丸ごと果汁をしぼってしまい、製氷器に入れて凍らせておくのもいいですね。

すだちの果汁や果皮には、ビタミンCやカリウムが豊富に含まれています。酸味の成分にはクエン酸も含まれており、新陳代謝を促す働きが期待されています。また、すだちをはじめとする柑橘類にはリモネンという香りの成分の含有量が多く、気分を落ち着かせるような爽やかな香りが特徴です。

■すだちを薬味にして料理を楽しむ方法

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すだちを薬味として取り入れる場合は、くし切りなどにして料理に添え、食べるときに果汁をしぼったり、皮部分をすりおろしたり刻んで添えたりと、さまざまな取り入れ方があります。この時期、冷うどんを食べる際はゴマだれのつゆに果汁をしぼるのもいいですね。

また、徳島県の特産であるすだちの果汁を使用した「すだち酢」という調味料も販売されており、オンラインから購入できます。酢独特の強い香りがなく塩分も控えめで、酢が苦手な方にも人気のようです。手軽に取り入れたい!という方は試してみてください。

すだちと同じ緑色の柑橘類に「かぼす」がありますが、すだちと同様に料理の味を引き立てる薬味として活躍します。かぼすのほうが若干サイズが大きめで、酸味系の味や香りにも少々違いがあるのが特徴です。お好みの風味を求めて食べ比べてみるのもおもしろいかもしれません。

冷凍うどんで作る「すだちたっぷりうどん」レシピ

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まとめ

いかがでしたか? 今回は今が旬の「すだち」に注目し、料理の味を引き立てるすだちのパワーと、うどん料理にすだちを取り入れるレシピをご紹介しました。すだちを使ったバリエーションは意外と豊富なので、「この機会にすだちを使った料理を作りたい!」という方は、アレンジを広げてみてください。

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