冷たい風が身に染みるこれからの季節、ピリッとした辛味が後を引くアツアツのうどん料理が食べたくなる方もいるのでは? とくに、うどん料理に多く用いられる七味唐辛子は、うどん好きなら欠かせない調味料の一つでしょう。今回、冷凍うどん料理にピッタリの香辛料を一挙にご紹介しますので、気になる方はぜひお試しください!

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■味わいをランクアップする香辛料の効果とは?

食卓に並ぶ料理の味をグンと引き立ててくれる香辛料には、主に「香りをつける」「辛味をつける」「色をつける」といった役割があります。現在、日本でも世界中の香辛料が手軽に購入できるようになり、料理やお好みに合わせてさまざまな香辛料を楽しめるのが魅力です。

1、魚や肉の臭みを抑える
2、胃液の分泌を促し、食欲をアップさせる
3、素材の味を引き立て、辛味や香りをつける

ちなみに中国では、唐辛子は魔除けのモチーフにもなっています。日本では「魔除け稲穂南蛮」と呼ばれる、稲穂がついた藁で唐辛子を編んだ工芸品も存在します。古来より、稲穂や唐辛子の赤色には魔物を撃退する力があるといわれています。

■世界中で愛される「唐辛子」

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原産地である中南米では数千年前から食べられていたとされる唐辛子。17世紀半ばには世界中で広く栽培されるようになりました。舌を刺激する辛味が特徴の唐辛子は、果実を乾燥させてそのまま使うほか、粉砕して調味料の原料に用いるのが一般的です。

■唐辛子の種類いろいろ
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日本では、唐辛子を含む7種の香辛料をミックスした七味唐辛子が代表的ですが、そら豆に唐辛子を加えた中国の豆板醤(とうばんじゃん)、米麹などの穀物と合わせて甘辛く仕上げた韓国のコチュジャンなども冷凍うどん料理との相性は抜群。辛味が好きな方は、ストックしておいて損のない香辛料といえるでしょう。

■さわやかな香りが魅力の「柚子胡椒(ゆずこしょう)」
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九州名産の薬味として、和食への関心の高まりに合わせて全国で定着した柚子胡椒。鼻に抜ける柚子のさわやかな香りとピリッとした辛味が魅力です。主にうどん料理や焼き鳥などの薬味として親しまれていますが、和食以外にも幅広くアレンジできる懐の深さも持ちあわせています。

柚子胡椒の製法は細かく刻んだ柚子の表皮に青唐辛子と塩をすり合わせて作るだけと、実にシンプル。「唐辛子を使っているのになぜ胡椒?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、九州の一部の地方では古くから唐辛子を「こしょう」と呼んでいたため、柚子胡椒という呼び名が一般的になったといわれています。うどん料理に加える際は、トッピングの大根おろしに混ぜたり天ぷらうどんの薬味として楽しんだりと、ぜひお好みの食べ方を見つけてみてくださいね。

■日本古来の香味野菜「山葵(わさび)」

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消化・吸収をサポートして食欲を増進する効果がある山葵は、刺身などの日本食を愛する日本の食文化に欠かせない香辛料です。江戸時代の文化・文政年間には、にぎり寿司の普及とともに庶民にも浸透し、大正初期には粉山葵が誕生したといわれています。冷・温うどんの和風出汁にもピッタリで、刻みネギなど「王道の具材」との相性も抜群。チューブタイプの練り山葵は、より手軽に取り入れられるでしょう。

■日本伝統の香辛料「山椒(さんしょう)」
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ミカン科の植物である「山椒」は、ビリッとした独特の辛味が特徴です。うなぎの薬味としておなじみの「粉山椒」のほか、麻婆豆腐に欠かせない中国のスパイス「花椒(ほあじゃお)」、煮物の仕上げの香りづけに用いられる「木の芽」と呼ばれる山椒の葉など、実は種類も豊富。うどん料理には粉山椒を少量ふりかけて、さわやかな旨味のハーモニーを楽しんでみてください。

まとめ

いかがでしたか? いつものうどん料理でも、加える香辛料を変えるだけで味の深みは広がっていくもの。冷凍うどんを使った料理には、ぜひお気に入りの香辛料をプラスしてみてくださいね。

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