どんよりとした空模様が多くなる季節は、なんだか気分も下がりがち。不安定な気候だからこそ、体調をくずさないようしっかりと食べることも大切です。「ちょっとバテているかも......」という方は、あっさりしていて食べやすい冷凍うどんを選んでみてはいかがでしょうか。

今回は、うどんの「コシ」についてご説明します。

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うどんのコシの秘密とは?

うどんはよく「コシが強い」とか「歯ごたえがある」といわれますが、なんとなくイメージで「歯ごたえがあるうどんは、麺が硬いってこと......?」と思っている方はいるのではないでしょうか。実は、うどんのコシは麺の硬さを表すものではありません。

麺のしなやかさと滑らかなのどごしが感じられるうどんは、一般的に「弾力がある」=「コシがある」といわれています。小麦粉に含まれるたんぱく質がグルテンという粘弾性のあるゴム状の物質になり、麺の生地を練っていくことでコシの元を作っていきます。

うどん好きな方のなかには、「冷凍うどんはコシがあっておいしい」といった印象を持つ方もいるでしょう。冷凍うどんは、急速凍結する製法においしさの秘密が隠されています。生地を練ったり茹でたりする時間、麺に含まれる水分量の調整など、「一番おいしく食べられる瞬間」を冷凍技術によってキープできるため、ご家庭でいつでもおいしく食べられるのが特徴です。

■冷凍うどんのおいしさが引き立つ茹で方って?

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冷凍うどんをおいしく茹でるには、沸騰したお湯が入った鍋で強火のままサッと茹でるのがコツです。正確な茹で時間は商品パッケージを参考にしていただきたいのですが、一般的には1分が目安。生麺を茹でるよりも、冷凍うどんは比較的短時間で解凍することができます。麺が解凍されてやわらかい状態になっていれば大丈夫です。茹ですぎるとベチャっとした食感になってしまうので、注意してくださいね。

うどんを茹でる時間は、麺の種類や太さによって変わってきます。パッケージに記載されている時間をきちんと守って正しく茹でることも、おいしさを引き出すコツです。






■茹でた後、水にさらす理由って?

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ラーメンやパスタとは違い、うどんを茹でた後は冷水にさらす工程を挟みます。水にさらさないと食べられないわけではありませんが、よりしっかりとしたコシとのどごしを感じたい方は、冷水にさらしてみることをオススメします。温かいうどんを食べる場合は、冷水で締めた後、湯煎で再び温めて食べるのがいいでしょう。

うどんを茹でると、表面からデンプンが溶け出して粘りが出てきます。そのまま放置すると麺の芯部分の水分を取り込んで拡大してしまい、麺が伸びやすくなってしまいます。それを避けるためには茹でた直後に冷水にさらし、麺の表面のぬめりを洗い流しましょう。麺が締まることでコシが生まれ、食感も格段によくなりますよ。

■うどんが一番おいしい瞬間って?

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うどんに限らず、食べるときの温度でもおいしさは変わってくるもの。諸説ありますが、うどんが一番おいしいと感じるのは、口に入れる瞬間の温度が温うどんは65℃、冷うどんは5℃とされています。さらに、茹で上がりから5分経過するとコシが失われ始めるともいわれているため、うどんをおいしく食べるには茹で上がりから5分以内に食べるのがいいといえるでしょう。

まとめ

いかがでしたか? 今回は「うどんのコシ」についてご紹介しました。うどんのコシはおいしさの指標であることがわかっていただけたのではないでしょうか。うどんは、茹で方一つでおいしさが半減してしまうデリケートな面もありますが、ちょっと意識するだけでカンタンにおいしいうどんが食べられるので、ぜひトライしてみてくださいね。

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