<うどんの思い出エピソード>
25年前、私は、 12才から4才まで4人の子供に囲まれ、毎日、多忙な、そして貧しい、ケチケチな生活を余儀なくされていました。そんな時、わが町に、うどん店がオープンしました。学校で"行ってきた、天ぷらが大きかった。きつねがおいしかった"とうわさ話を聞いてきた子供たちにせがまれ、大出費覚悟でしぶしぶ、4人を連れて行ってきました。混雑していた店に落ち着き、メニューを渡され、"さあ、なんにする?"と子供たちに問いかけ、しばらくして、12才の長女が"私、かけうどん"と答えると、あとの3人もかけうどん。結局、かけうどん5つと店員さんにメニューの確認を大声でされ、恥ずかしい思いをしました。でも、かけうどんは、天カスとネギだけですが、とてもおいしかったです。今、りっぱに大人になった子供たち。いまだに、うどんは"かけうどん"そして5人で行ったうどん店を思い出しながら食べていると聞いた時は、なんだか、うるうるしてしまいました。
出典元:ABCラジオ「おはようパーソナリティ 道上洋三です」うどんの思い出コーナーへのお便り
<エピソードを読んで、、、>
子供たちの"お母さんを想う気持ち"が心に沁みるエピソードでした。今もご家族の記憶に刻まれているのですね。