TOP > うどん研究家蓮見壽氏の手打ちうどん教室レポート

小麦粉(中力粉)はダマがなくなるようにふるっておくと、塩水がなじみやすくなります。
塩水を2~3回に分けて入れます。小麦粉を塩水にかぶせるように、優しくかきまぜるのがポイント。耳たぶくらいの硬さが目安です。
ココでこねるのはNG。持ちやすいようにまとめる、くらいの気持ちで。ビニール袋に入れて10分ほど寝かせます。
ビニールシートに生地をはさんで(ビニール袋に入れてもOK)足踏みします。「のびたら、たたんで、また足踏み」を、表面がツルツルになるまで5~7回繰り返す。生地が何層にも重なっていくことでコシが出るのだそう。
足踏みしながら四角形になるように形を整えていきます。塩水と小麦粉がよくまざり、グルテンができることで表面がなめらかに。
生地の角を折り込んで丸めていきます。その後、ビニール袋に入れて最低でも30分寝かせると生地がつややかに(目安:夏場は1時間、冬場は3時間)。
生地を寝かせている間に、生地では科学的にどんなことが起きているのか?うどん博士として名高い、香川大学名誉教授・三木英三氏の講演がありました。
スライドを使った講義さながらの風景。うどんはゆでた後、時間がたつほどにコシが低下。原因は「でんぷんの老化」と「水分の均一化」が挙げられる。冷凍うどんは、両者の進行をくいとめるので、ゆで上げ直後のコシをキープできる。
小麦粉と水をこねることによりグルテンができる。コシのあるうどんはグルテンがあればこそ。写真は、生地からでんぷんを洗い流して取り出したグルテンで、特有の粘弾性(弾力と粘りをあわせもつ性質)をもつ。
三木教授が食べ歩いた香川の名店の数々。
寝かせた生地に打ち粉(コーンスターチ)をふって、ビニールシートにはさみ、軽く足踏み。1センチくらいの厚さになるまでのばします。
台と生地に打ち粉をふって、麺棒で3~4ミリの厚さにのばします。腕の力だけでなく、体重をのせるようにのばすのがコツ。
手で触ってみて厚いところがないかチェックし、全体を均一の厚さに。切った際、端があまらないように四角形にのばします。
切るときに生地がくっつかないよう打ち粉をふって、10センチくらいの幅に折りたたみます。この大きさで約5人前。
3~4ミリの幅に切ります。包丁を真上から下ろすようにすると◎。
手打ちうどんづくりの中で、いちばん集中する場面。会場には緊張感がみなぎっていました。
寝かしの1時間を入れ、約3時間で手打ちうどんの完成!
ラップで包み、保存袋に入れ、冷凍庫に入れておけば1か月は保存できるそう。